第34章 10年越しの告白
そのあとの翔さんはほんと素直に表現してくれた。
「あっ!潤っ…そこっ!」
「ここ?」
同じ場所を擦るように突き上げる。
「あぁっ…いいっ…」
俺の腰に腕を回し抱きついてくる。ナカはぎゅうぎゅうと締め付けてくるし、これじゃあんま俺が持たなそう。
翔さんが気持ちいいと言った場所を重点的に攻めて早く満足してもらわないと。
「あっ、あっ、じゅ、ん…だ、めっ…なん、か、おか、しい…」
「どしたの?」
「わ、かんなっ…で、も…あっ!やっ!だめっ!もぉっ!ああぁっ!」
翔さんは背中を反らせ熱を吐き出した。今までとは違うナカの締め付け…うねるようなその感触が堪らなく気持ちいい。
思いっきり腰を突き上げると俺の中心からも熱が吐き出された。
「はぁ…はぁ…しょぉさ、ん…」
翔さんの上に覆い被さり思いっきり抱きしめた。
「じゅ、ん…」
翔さんも俺をきつく抱きしめてくれた。
「気持ちよくなってくれた?」
「ん…よかった…」
翔さんの顔には綺麗な微笑みがうかんでる。
「そっか…ならよかった…」
もう一度翔さんを抱きしめた。
「翔さん、大好き…」
「…3年、早いんだよ…」
「ええっ!まだ言う?」
あんなに愛し合ったのにまだそんなことを言う翔さん。
翔さんから体を離し翔さんの顔を見るとその表情は楽しそう。
「最低あと3年は俺のこと追い続けろよ?」
あ…そういうことか。
「大丈夫、3年どころか永遠に追い続けるから」
そう言うと翔さんは幸せそうな笑みを浮かべ俺の首に腕を回し引き寄せた。
「しゃあない、永遠に追われてやるよ…」
翔さんからの甘い甘いキス…
いつか絶対翔さんに『好き』って言わせてやる。