第30章 年下のオトコノコ♪
智くんと連絡先を交換出来たことに満足し家へ帰り着いた。
家にあがるとすぐになったスマホの着信音。画面を見ると智くんからだった。
『フラペチーノご馳走さま
今週末、遊びに行っていい?』
早速智くんからの連絡に嬉しくて飛びはねたい気分だ。
『もちろんいいよ
連絡くれればコンビニまで迎え行くから』
すぐに返信を送るとこれまたすぐに返信が送られてきた。
『うん。よろしくお願いします』
やったぁー!また智くんに会える。しかも今度は時間もたっぷりあるだろうし。
はぁ~こんな上手く事が運ぶことってあるんだなぁ。
朝、智くんと別れたときにはこんなことになるとは思ってもみなかった。
でも、智くんはどういうつもりなんだろう。こんな年上のおじさんと休みの日会うなんて。
年上の人との付き合いが珍しいから?だからちょっと興味を持ってくれた?
ま、いいか、どんな理由でも智くんに会えるなら。もうウキウキワクワクが止まらない。
雅紀に朝言われた時は否定したけど、これって完全にラブだな。
智くんと付き合えるとは思ってないさ、でも今はただ一緒にいられる時間を楽しみたい。
あ、でも、その前に部屋の掃除しなくっちゃ…こんな散らかった部屋にあげられないよなぁ。
俺は部屋の中を見回し溜め息をついた。