• テキストサイズ

恋歌 《気象系BL》

第27章 What is your dream ? #10


そんな事があったのは今から10年前、俺たちが出会ったばっかりの頃の話。

あれから10年経った俺たちはと言うと…


ガチャっ!

「おはよー!」

「おはよう、雅紀」

相変わらずの美人さんの翔ちゃん。綺麗な笑顔で挨拶してくれる。
そしてその隣にはこちらも相変わらずデレた顔をしている大ちゃんの優しい笑顔。

「おはよ、雅紀」

俺はテーブルを挟んだ向かい側に座った。

このふたりのラブラブぶりは今も変わらず健在で、その姿を見ては俺も幸せのお裾分けをして貰ってる。
高校を卒業して同居生活を始めたふたり…モチロン周りには恋人同士なんて言えないから仲のいい仕事仲間ってことにはなっている。

そしてそれはもう一組のカップルも同様で…

ガチャ

「はよ~」

「おはようございます」

仲良くふたりで現れた松潤とニノ。部屋のドアが閉まると同時にニノの腰に手を回した松潤。こちらも相変わらずの溺愛ぶりだ。

そのまま俺の隣の椅子に座る松潤と更に隣に座るニノ。
この3人の並びも10年前と同じ。ヤキモチ妬きの松潤は極力ニノの隣に人を座らせない。
すんなり座って許されるのは翔ちゃんと大ちゃんくらい。あのふたりはお互いのことしか目に入ってないから安心らしい。
俺だってニノに手を出すつもりはないけど昔ニノの事を『可愛い』と言ったこと、今でも根に持ってるらしい。
それでも第三者が座るよりは俺が座った方が良いって言うからそこそこ信用はされてるんだけどね。
/ 760ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp