第25章 What is your dream ? #8
ボトルをもう一度手にし、キャップを開ける。中身を手に取るとかなりトロっとした液体が出てきた。
それを手に馴染ませながら翔くんを見ると少し緊張した表情。
「翔くん、無理だと思ったら途中で止めていいからね?無理はしないで?」
「うん、ありがと…でも大丈夫、こんなチャンス中々ないもん」
そうだよな、実際今回を逃すと次いつこんな機会があるかわからない。
「わかったよ…出来るだけ優しくするから痛いときは言ってね」
「うん」
翔くんは自ら脚を開き俺を迎え入れてくれる。後ろの口に指を這わすと身体に力が入るのがわかった。
クルクルとその場所を撫で続けていると少しずつ身体の強ばりが抜けていく。ゆっくりと指を押し進めてはその場所を拡げていった。
「はぁっ…」
指が全部入りスムーズに出し入れ出来るようになった頃にはすっかり翔くんの身体から力が抜け、僅かに漏れる吐息。
「痛くなかった?」
「ん、大丈夫…全然痛くない…」
「俺の入れても大丈夫そう?」
「うん、入れて…」
恥ずかしそうに視線を伏せるけどはっきりと言葉にする翔くんを見て俺のモノはMAX状態になった。
開封されてなかった避妊具の箱を開け一つ袋を取り出すと急いで中身を装着させた。
そこにボトルの中身を多目に塗りつけると翔くんの下の口に押し当てる。
「いくよ?」
コクりと頷くのを確認すると、翔くんの身体の両脇に手を着きゆっくりと押し進めていった。
「んっ!」
ビクッと震え眉間に皺を寄せた翔くん。一旦動きを止めた。
「痛い?」
「ううん、痛くない…」
そうは言っても苦痛の表情を浮かべてる。
「ほんとに大丈夫だから、続けて?」
ぎこちない微笑みの中に翔くんの覚悟が見えて俺は動きを再開させた。