第25章 What is your dream ? #8
「大好きだよ、翔くん」
俺の気持ちがちゃんと翔くんに届くように啄むようなキスを何度も落としながら伝えた。
「うん…俺も、智くんが大好き…」
翔くんの瞳は今にも涙が溢れそうなほど潤んでる。
翔くんの腕が俺の首に掛かるとそのまま引き寄せられ唇を押し付けてきた。
そんな翔くんの行動に煽られ、俺は舌を挿し込み夢中で翔くんの舌を追った。
息を吐かせる間も与えずキスを続けてると翔くんからは少し苦しそうな吐息が漏れる。
「ん、んっ…」
その声にまた煽られた俺は早く翔くんの素肌に触れたくてパジャマの裾から手を忍ばせた。
触れた瞬間にピクリと動く、更に撫でていくとビクビクと身体が震えた。
「んっ!ふっ…ぅん…」
さっきよりも艶を含んだ声。唇を首筋へとずらし軽く吸い付いた。
「あ…」
翔くんの甘い声が俺の耳を擽る…慌てたように手で口を押さえる翔くん。
「なんで押さえちゃうの?翔くんの可愛い声もっと聴きたいのに」
「だって、隣の部屋に聞こえちゃう…」
「きっともうみんな寝てるよ、物音一つしないじゃん」
「でも…」
「大丈夫だよ…今日は朝早かったし、一日中踊ってたんだから疲れてるって」
「うん…でもなるべく出さないように我慢するね…」
我慢なんてしなくていいのに…そう思いながら身体を撫でていると指先が翔くんの胸の突起に触れた。
「あっ、ん…」
身体が跳ねさっきよりも大きい声を出し、またまた慌てて口を押さえる翔くん。
この様子じゃ声を出すのを我慢するなんて無理だな。俺としてはその方が嬉しいんだけどね。