第24章 What is your dream ? #7
目を開くと目の前には心配そうな潤くんの顔。
「カズ…どう?大丈夫そう?」
「う、ん…恥ずかしいけど、嫌じゃない」
嫌などころかもっとして欲しいと思ってしまった。
「もう一度していい?」
「うん、いいよ…」
さっきよりもしっかりと触れる唇。
下唇に潤くんの唇が吸い付き優しく包み込む。
唇が離れて行き瞼を開くと優しく微笑む潤くんと目が合った。
「カズ…可愛い…」
少し掠れたような声と頬を撫でる手にドキッとする。
顔が熱い…ううん、顔だけじゃなくて全身が熱い。
「そんな顔してたら襲っちゃうよ?」
そんな顔?どんな顔してるの?僕…
じっと潤くんの顔を見つめてたら苦笑いする潤くんが僕をギュッと抱きしめた。
「一緒に気持ちいいことしていい?」
耳元で聴こえる声に背筋ががゾクッとする。
「あっ…」
潤くんの手がパジャマの裾から入り込んできた。
「大丈夫…最後まではしないから…」
熱を含んだ潤くんの息が耳に掛かる度、ゾクゾクっと背筋を何かが駆け抜ける。
「じゅ、ん、くん…」
潤くんが言う気持ちいいことが何かはわからないけど、もっと潤くんに触れて欲しい…
潤くんの背中にそっと手を回した。