第24章 What is your dream ? #7
少し身体を離した潤くんの手が僕の身体を撫で回す。
触られるだけでこんなに気持ちいいなんて知らなかった。
「んっ…」
思わず声が漏れ慌てて口を手で塞ぐ。
「大丈夫だよ、カズ…雅紀には聞こえないし、あっちのふたりはそれどころじゃないから」
まだ聞こえてくる翔さんの喘ぎ声は激しさを増す。
さっきまで聞いてて恥ずかしかった翔さんの喘ぎ声が今は僕の気持ちを昂らせる。
「ほら、手、外して?カズの可愛い声聞きたい…」
潤くんの手が僕の手を握った。そのまま布団の中に引き込まれると潤くんの下半身へと導かれる。
スエットの上からでもはっきりとわかる潤くんのそれは既に硬く形を変えていた。
「あ…」
「カズが可愛いからこんなになっちゃった…一緒に気持ちよくなろ?」
潤くんの手が僕の手から離れ僕のそこに触れた。そして触れられて気付いた…僕のそこも硬くなり始めてることに。
「カズ、感じてくれてるの?」
「あ、潤くん…」
潤くんの手がズボンの上から優しく僕の中心を擦った。ビクッと脈打つそれ…
自分以外の人に触れられるのは初めてなのに恥ずかしいよりも気持ちいいが勝った。
きっと相手が潤くんだから…
「カズも手、動かして?」
潤くんに言われ手を動かすと潤くんから吐息が漏れる。
「はぁ…気持ち、い…カズ…」
ビクビクッと動きながら潤くんの中心が大きくなっていく。