第24章 What is your dream ? #7
バーベキューの片付けが終わるとお風呂の時間。5人一緒には入れないって言うから二組に別れて入ることになった。
てっきり大野さんと翔さんが一緒に入ると思ったのに翔さんが少し頬を染めて僕に一緒に入ろうと言ってきた。
僕も翔さんと話をしたいと思ってたから丁度良かったんだけど、翔さんの後ろで残念そうな顔をしてる大野さんが見えたから少し申し訳ないなって思ってしまった。
3人がお風呂から出てきて入れ替わるように僕たちもお風呂に向かった。体を洗い湯舟に漬かる。
僕は早速翔さんに聞いてみた。
「翔さん、大野さんと付き合ってるんだよね?」
「え⁉なんで?あっ!雅紀に聞いたの?」
顔を紅く染めて慌てる翔さんは可愛いと思った。
「ふふっ、違う…潤くんに聞いた」
「あ、そっか…松潤も気付いてるっぽいって智くんが言ってたな」
「翔さん、大野さんが好きってわかったとき悩まなかった?」
「何で悩むの?」
キョトンとする翔さん。
「だって男同士だから…最初戸惑ったりしなかったのかなって」
「ん~、戸惑ったと言えば戸惑ったかな?なんで苦しくなるのかわからなかったから」
「苦しい?」
「そう、ギュー!って心臓鷲掴みにされたみたいにね」
そう言って微笑む翔さんは綺麗だった。
「それで?どうして自分の気持ちわかったの?」
「ふふっ、格好いい姿だけじゃなく智くんのふにゃっとした笑顔見たときにもギュってなったから…俺、この人のどんな姿見てもギュってなるんだってわかったら一気に大好きって気持ちでいっぱいになっちゃった」