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恋歌 《気象系BL》

第21章 What is your dream ? #4


音楽が掛かりダンスバトルが始まった。
岡田くんともう一人の人が踊り始めた。岡田くんのダンスは上手だったけど、俺はやっぱり智くんのダンスの方が好きだな…

岡田くんは踊り終わるとまたこちらに歩いてきた。

「櫻井くん、どうだった?」

「あぁ、格好良かったですよ」

智くんよりは劣るけどね。

「ほんと?やったね」

嬉しそうに笑う岡田くん。

「じゃあ、俺と付き合って?」

「岡田!」

「え?どこに?」

智くんが珍しく荒らげた声と、質問した俺の声が被った。

「ふ~む、なるほどねぇ…」

岡田くんが俺と智くんの顔を交互に見た。

「あの…何か?」

「いや、なんでもない…なぁ大野、バトルやらね?」

「は?何言ってんだよ、出来るわけないじゃん…なんも用意してねぇし」

「靴だったら体験者用のがあるから大丈夫だよ」

「え、いいよ別にやらなくて…そんなつもりで来たわけじゃないし」

「いいじゃん、久しぶりにやろうよ…でさ…」

岡田くんは智くんの耳元で何か囁くと智くんはキッと岡田くんを見た。

「お前!」

「いいだろ?お前が勝てばいいだけじゃん」

「誰がジャッジするんだよ?審査員なんていないだろ?」

「そりゃあ、賞品ご本人にして貰うさ」

岡田くんが俺の方をニコニコしながら見てる。

「ねぇ櫻井くん、今から俺と大野がダンスバトルするから櫻井くんが勝敗決めてくれる?」

「え?俺が?そんなのわからないよ」

「いいんだよ、櫻井くんがいいと思った方の勝ちで」

「ほんとにそれでいの?だったらいいけど…」

「と、言うことだ…大野もいいだろ?」

「…わかったよ」

渋々といった感じで智くんは返事した。
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