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恋歌 《気象系BL》

第16章 sincerely


車で走ること1時間半…

「うわっ!」

翔が驚きの声をあげた。

「凄い綺麗~!こんなところ日本にあったんですね!」

眼前に広がるのはグリーンエメラルド色した海。その海の上に架かる橋を翔とドライブしたかったんだ。

「凄いだろ?前に来たときスッゲェ感動したんだよ、だから今回沖縄に来るって決めたときここだけは翔を連れて来たいなって思ったんだ」

「ありがとうございます…はぁ~、風も気持ちいいですね」

窓を開け目を細め微笑みながら風を受ける翔の姿はほんとに気持ち良さそう…ここを選んで正解だったな。

カフェに入り遅めの昼食をとった。

「このあとは車置いて歩きでまわろ?」

「はい…なんかいいですね、綺麗な景色の中を歩くって」

「ん、今回の旅行はクジラ見るのメインだけど後はゆっくり過ごそうと思って特に予定は立ててないんだ…時間はあるから少し観光はするけど」

「俺は智さんと一緒ならどこでもいいです…はじめてのふたり旅、どこに行っても一生の思い出になります」

はぁ、また出たよ…天然小悪魔発言…

俺だってだいぶ免疫付いてきたよ?でもさ、やっぱり嬉しそうな笑顔を向けられながらそんなこと言われたら今すぐ抱きしめたくなるじゃん…ただでさえ昨夜はお預けくらってんだからさ。

まぁ、いいさ…今夜は覚悟しとけよ?昨日の分も合わせて可愛がってやるからな。
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