第13章 おいしいひととき

「潤の身体も綺麗…」

翔さんの手が俺の身体を撫で回す。

「綺麗？俺の身体が？」

「うん、鍛えられてて格好いい…彫刻みたい…」

興味深気に俺の身体を見つめながらあちこち触ってる姿は子供が無邪気に好きなおもちゃで遊んでいるようで可愛らしく見ていたい気もするんたけど、撫でられたことで張り詰めていた俺の中心が更にパンパンになってしまった。

「翔さん、もういいでしょ？次は俺の番ね？」

翔さんの身体に手を這わせ硬くなった俺の中心を翔さんに押し付けた。

「あっ！」

翔さんの顔が紅く染まった。

「これ、入れられるようにするから少し我慢して」

コクコクと頷く翔さんはこれから何をされるのか少し不安そうな顔をした。

手のひらにクリームを出し指に纏わせる。その指をゆっくりと翔さんの後ろの口に這わせた。

「へっ⁉」

翔さんが驚きの声をあげる。

「あのね翔さん、男同士ってここ使うんだよ？」

「え、あ、そう、だよね…他にないもんね…」

明らかに動揺してる翔さん。

「ここ柔らかくしてから入れるからちょっと我慢してて」

「うん…」

指を少しずつ中に押し進める、たまに翔さんの身体がビクッと動き俺の腕を掴んでる手に力が入る。

「痛い？」

翔さんの顔を見ながら確認すると、首を横に振った。

「ううん…痛くはないけど凄い違和感」

「だよな…普通、入れる場所じゃないから…ごめんね」

「なんで謝るの？俺が潤としたいと思ったんだよ？潤は何も悪いことしてないよ？」

「うん、でもこの後もっとキツくなるから翔さんだけキツい思いさせちゃうかなって」

「いいんだよ、それでも潤としたいと思ったのは俺なんだから」