第12章 gift
智さんの手が背凭れの辺りゴソゴソと動き回る。
「あ、あった」
智さんの手を見るとローションのボトルが握られてて
「え、な、んで?」
「翔が家に帰ってる間に準備しておいた」
てことは、智さん最初からここでする気だった?なんで?ソファーでなんかしたことないのに…
そんなことを考えていたら智さんの指がお尻に回っていた。
「あんっ!あ、あぁ、あ…」
ゆっくりと侵入してくる指…智さんに跨がってるからすんなりと入ってくる…全部入りきるといきなり気持ちいいところを刺激された。
「あ、あ、あ、ん、はっ、あぁ…」
動く度に喘ぎ声があがる。
「あ、ん…さとし、さ、ん…」
智さんの首に腕を絡ませ抱きついた…体の力が抜けてきてそうしてないと倒れてしまいそう。
「気持ちいい?」
コクコクと智さんの肩の上で頷く。
「じゃあ、俺も気持ちよくして」
智さんがズボンのボタンを外しファスナーを下ろすと張り詰めた智さんの中心を取り出しゴムを嵌めローションを垂らした。
「翔、今日は翔が頑張ってくれるんだよね?」
そう言うと俺の腰を掴み膝立ちにした。
「さ、としさん?」
そのままゆっくりと腰を下ろして行くと智さんの中心が徐々に入ってきた。
「あっ、あっ、やっ、あっ」
「翔、まだ全部入ってないよ?」
「あっん、う、そ…ムリっ!」
智さんの手が俺の腰を押さえ付けた。
「ああぁぁっ‼」
こんなに奥深くまで智さんを感じたのはじめてで…
「や、あ、さと…しさ…や、めっ!」
俺の中でピクピクと動く智さんを感じ俺の中もギュッと絞まるのがわかった
「あぁ…しょ、お…すげぇ、気持ちぃ…」
智さんが俺を抱きしめる。
「はぁ、ん…さ、とし、さん…」
暫く抱き合っていたら智さんが俺の顔を見て
「翔…動いて…」
智さんが気持ち良さそうな顔をしてくれるから小さく頷いて腰を少し動かした。