第15章 おぞましいもの【R18】
『なにか不安なことでもあるのか?』
『えっ………』
『………俺じゃ頼りないか?』
どうしよう、心配かけちゃってる。
『あ、いえ………ミケさんはすごい頼りがいがありますよ。私は大丈夫です。』
私はそう笑いながら言うと『そうか』と一言呟き頭を撫でてくれる。
『それじゃ俺はいってくるが………なにかあればハンジのところに行くんだぞ。確か巨人の実験しているはずだから。』
『お邪魔じゃないですかね』
『邪魔なわけあるか。巨人と同じくらいお前のことを気にかけているからな』
ミケさんは立ち上がり荷物を持つと食堂を出ていく。
んー…………とりあえず部屋に戻ろうかな。
部屋に戻ろうと立ち上がり廊下に出る。
すると、目の前から見覚えのある人物が歩いてくる。
『リヴァイどうしたの?』
さっきまで一緒にいて、訓練が始まるからイザベルちゃんたちと行ったはずだったのに。
『タオル忘れた』
よく見るとリヴァイは訓練後のようで汗をかいていた。
『はやく拭かないと風邪ひいちゃうよ』
『お前じゃないから大丈夫だ』
どうしてこうも私をバカ扱いしてくるんだろう………