第14章 ギャップ
『お、アン』
『あっ、ミケさん』
リヴァイと入れ違いになるようにミケさんが入ってくる。
やはり2人の体格差はすごいものだ。まるで子供と父親だ。
『さっきのは………』
『ああ、リヴァイですよ。私が教育係になっちゃって』
『そりゃあ…………大変だな』
同情の目を向けてくれる。私も肩を竦める。
『そういえば………ミケさんとエルヴィンさんが彼らを捕まえに行った時はどんな様子だったんですか?ミケさんは確かリヴァイを押し付けた、と聞いたんですけど』
『ああ………小柄な割に力は強いし立体機動にもたける。この先大きな力になるんじゃないかと思っている……………が。』
少し言いずらそうに目をそらすミケさん。
『何か問題でも………?』
『いや…………これは俺の推測だが…………あいつはエルヴィンを……………』
『殺そうとしている』