第7章 ミルフィーユ
雅「…なんでよ〜。関係あるだろ?恋人
なんだからっ!」
潤「…それは…」
雅「ほら、言ってよ…ね?」
俺が、潤の耳元で囁くと
潤の身体がピクリと跳ねて、すぐに
耳まで真っ赤になった…。
あ、照れてる…。
こういう所、敏感だもんね?潤は…。
潤「…酒飲んで、すぐに寝たよ」
雅「…ホントに?」
俺がそう聞くと潤は、
振り返って俺をその綺麗な目で睨んできた。
潤「…もう。まーは、俺に何を言わせたいの?」
雅「…え〜?それは、ほら…俺の事考えて
1人でしてたとか…痛っ!?」
潤「まーの馬鹿っ…!」
潤は、俺の肩を強い力で叩くと
そっぽを向いてしまった。
雅「…ごーめーんって!…でも、昨日
会えなかったから、つい気になってさ…」
潤「………」
まだ潤は、黙ってる。
…これは長引くかなあ?
それは困る…!
雅「…ごめん、本当許して?…もう、変な事
言わないから」
潤「…馬鹿…」
雅「うん、馬鹿で良いから。でも、潤が好きだからこういう事、言っちゃうんだよ…?」
潤「…知ってるよ…ったく、しょうがないなあ」
雅「…え?…んっ!」
潤が俺に、自分からキスをしてきた。
…あの潤が!だよ…!?
俺、耐えられる自信…ないんだけど。