第1章 カヌレ
智「…んんっ!…んやっ…」
俺が、無我夢中で智くんの
口内を味わっていると、
気付いたら桜の木の幹まで、来ていた。
翔「…ここで、してもいい?」
智「…え?ここで…?」
もう、俺は我慢の限界だった。
今日だけで、色んなキミの顔が
見れた気がする。
だから、もっと見せてよ…。
俺だけしか知らない智くんの顔…。
俺は、智くんのシャツの裾から
手を滑らせて、胸の突起を
軽く撫でた。
智「…ひあっ!…んんっ…もう…
好きにしていいよ…っ?」
翔「…っ!」
俺は、智くんを幹に押し付けて、
もう1度唇を奪った。
…甘い…甘いよ…。
キミの何もかもが甘すぎるよ…。