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CANDY☻BOX【気象系BL】

第4章 ヌガー・ド・モンテリマール




和「…しっかりして下さいよ、社長」

智「…え…?」

和「ほら、行きますよ?…次は〇〇会社での
取り引きがあるんですから」

智「…あ、ああ…そうだった、な…」


俺は、愕然としたまま会議室を出た。

…まさか、普通にスルーされるなんて…。
今までならもっと、キスなりしてくれたのに。

今日はそれすらもないなんて。
二宮は、俺に飽きたのかな…。

もう、社長としてしか見てくれないのだろうか…。


俺と二宮は、車に乗り込み
静かな車内で特に何も起こらぬまま
取り引き先の会社に着いた。

…無事に取り引きも終わったあと、
俺は、一服しようと運転手と二宮に
外で待ってもらうよう指示をした。

…車に乗り、窓を開けて
タバコに火をつける。

煙を吸い込むと、色々なストレスが
浄化されていくような気分になる。


智「…ふう…」


窓の外の景色を見ながら、気分を
落ち着かせているとガチャっという音と
共に、二宮が車に乗り込んできた。


和「…お好きですね。タバコ」

智「文句を言いに来たのか…?」


冷たくされておきながら、更に
文句まで言うとは…。

そろそろ俺の心も持たなくなるぞ…。


和「…いえ、そうではありませんよ…」

智「じゃあ、なんだ…」











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