第3章 マカロン
翔「…ただいまあ〜」
翔が玄関から、テトテトと歩いて
リビングのドアを開けた。
翔「…じゅん…?寝てるの…?」
潤「……」
…クッソ。
なんでこんなに可愛いんだよ…!
仕事から帰ってきた翔は
いつもこうだ。
決まってすっごい甘くなるんだ。
口調も、表情も…。
翔の態度もね…。
翔「…ねぇ…起きてよ〜。
俺、帰ってきたんだよ…?」
翔は、俺の体を揺さぶり始めた。
翔の手が遠慮がちに
俺の体を揺すっている。
翔「…こんな所で寝てたら、風邪
引いちゃうよ?…俺は絶対、看病しないからね?」
潤「…してくれないんだ…?」
翔「…っわ…!じゅん…!」
俺は、翔の手首を掴んで
ぐいっと自分の方へ寄せた。
そうすると、翔の身体が
俺の上に覆いかぶさった。
翔「…もお。まさか、ずっと起きてた…?」
潤「当たり前でしょ…?」
翔「…ッんん!…んふぅ…ふあっ…!」
俺は、翔に濃厚なキスを
送った。
やっぱり君は、甘いよ…。