第2章 オレイエット
雅「…よし、じゃあ…
そこ置いといてくれ」
和「…分かりました」
僕は、先生に指示された通りの
場所にノートを置いた。
もう、用は済んでしまった。
もう少し先生と2人きりで居たいのに。
僕は、なかなかその場から
動けずにいた。
すると、先生が僕を見て
首を傾げた。
雅「どうした?…もう、戻っていいぞ?」
和「いや、あの…その…」
そりゃ、そう言うよね…。
だって僕がここにいる必要は
もう、ないんだから。
…でも、ここで何か行動しなきゃ…。
今までと何も変わらないから。
僕は、そう思って口を開いてみた。
和「…あ、あの…!」
雅「なんだ?…相談か?」
和「…す、好きです…!!」