第2章 オレイエット
…さ、さすがに…この量は、
重い…。
僕は、時々よろけそうになりながら
なんとか、先生のあとをついて行く。
すると、反対側の廊下から
ふざけて走ってくる生徒達がいた。
生徒「…っお前!待て、コラ〜!!」
生徒2「捕まえてみろよっ!」
その生徒達が、僕達の横をすり抜けようと
した時、
僕の足が、相手の足に引っかかってしまった。
和「…わわっ…!!」
そのせいで、僕は大量の資料を
手にしたまま転びそうになった。
雅「…おっと…!…大丈夫か?
…おい、お前らな〜!廊下は走るなよ〜」
生徒「…げっ…。は〜い、先生…」
生徒達は、しゅんとなって
教室に戻っていった。
…というか、それよりも…。
僕、先生に支えられちゃったよ…。
先生が触れた所がまだ熱いよ…。
和「…あ…りがとう、ございます…」
雅「…ん?…ああ、いいのいいの」
そうして、僕達は準備室に着いた。