第10章 エクレア
和「…翔さん?」
翔「…うう〜」
翔さんは、俺の身体に
しがみつきながら、頭を俺の胸に押し付けてくる。
…なんなの。
このとても可愛い小動物は…。
和「…ほら、言ってくれないと分からないよ?」
翔「…俺…和を怒らせた…?」
和「…あ〜」
翔さんは、まだウルウルした目で
俺を見つめながら問いかける。
そんな顔されたら…。
なんでも良くなっちゃうよ。
和「ううん、翔さんは悪くないよ?」
翔「本当…?」
和「本当。…だから安心して?」
翔「うんっ」
翔さんは、頭を縦にこくこくと
振って、笑顔になってくれた。
…本当、可愛すぎ…。
和「…みんないないし…キスしちゃおっか」
翔「…え?…んうっ…んあっ…んふっ」
俺は、翔さんの唇を
甘くさせるべく、ゆっくりと解していく。
…お互いの唾液で、なんか蕩けそう…。
和「…口、開けて…?」
翔「…んう〜…あいっ…んくっ…はあっ」
翔さんが口を開けた拍子に
自分の舌を割り込ませる。
…翔さんの口の中は凄く
甘いんだ。
翔さんは、身体全部が甘いもので
出来ているのかな…。
そう思うほど、何もかもが甘いんだよ…。
和「…力抜いてね…」
翔「…んんっ…あっ…やっ」
俺は、翔さんをゆっくり
楽屋のソファの上に押し倒した。
みんなには悪いけど…。
ここに2人きりにした事が悪いって事で。
…俺は、楽しませて貰うからね…?