第10章 エクレア
雅「もう、俺らの前でイチャイチャするなよ〜」
翔「…イチャイチャなんかっ」
潤「してるじゃん…」
智「…そうだよ〜」
雅「…本当幸せ者め〜」
翔「うわっ…ちょっ…やめっ…!」
…あらら、翔さん…相葉さんに
捕まってるわ…。
ってか、なんでそんなにベタベタ触ってるの…?
俺の翔さんなんだけど。
智「ねぇ、相葉くん!…止めときなよ」
雅「なんでよ〜?」
智「ほら、ニノの顔が…」
相葉さんと大野さんが、こそこそと
話し出したと思ったら…俺の顔を見て
顔色を悪くした。
…アレ?
俺、なんかしたかな…。
和「なんです?」
智「い、いや!…なんでもないよ〜」
雅「そうだよ…?…俺、ちょっとトイレ…」
智「おいらも〜」
俺が問いかけると、2人は
ワタワタと楽屋を出ていった。
…俺、なんかした?
なにもしてないと思うんだけど…。
まあ、いいか。
ふと、翔さんの方を見ると
目をウルウルさせて俺の方を見ていた。
…なんで、そんな顔してるんだ…?
和「翔、さん?」
翔「かずぅ〜」
和「え、なに…なんなの…!?」
翔さんは、俺と目が合うと
俺に抱き着いてきた。
…どういう状況なの…?
潤「あー…俺も出るわ」
和「えっ!…潤くんっ」
俺の声も虚しく、潤くんは
楽屋を出ていってしまった。
取り残された俺と、翔さん。
ここから何をどうしろと…?