第2章 オレイエット
5月の暖かい風が、
明るい陽射しと共に、窓から差し込む
天気の良い朝…。
僕は、教室で自分の席に
座りながら、頬杖をついていた。
…はやく、朝のHRが始まらないかな…。
なんて、そわそわしながら。
そしたら、教室のドアが
ガラリと音をたてて開いた。
…あ、彼が来る…。
雅「…みんな、おっはよ〜!!
今日も良い天気だな〜!!」
生徒「相葉ちゃ〜ん、それ何回目なの?
いっつも同じ事言ってるよ〜」
雅「…あっはは!そうか?
ごめんな〜」
元気な挨拶と一緒に、教室に入ってきたのは
僕のクラスの担任、相葉雅紀先生。
体育の教科担任でもある。
…それに、僕の恋の相手なんだ…。
あの日、校門で運命だと思った人。
それが、僕の担任の先生になるなんてね。
…僕の恋は叶わないのかな…。