• テキストサイズ

CANDY☻BOX【気象系BL】

第2章 オレイエット



*二宮和也

…暖かな風が吹く、新学期の
4月。

僕は、この春高校生になったばかりだ。

家から近いという理由で、この高校を
選んだんだ。

高校生になれた喜びと
ドキドキと
…少しの不安を抱えながら
僕は、大きな桜の木がある校門の前に立った。

そこで、出会ってしまった。

風になびく、黒い髪…。

爽やかな笑顔で生徒達と挨拶を交わす。

背が高くて、スタイルの良い彼に…。

ひと目で、運命だと思った。

男だとか、そんなの関係ない…。

…たとえ、それが先生でも…。


『お!新入生?…おはようっ!』

和「…あ…お、おはようございます…」


黙って見つめていた僕に気づいた
彼が、声をかけてきた。

びっくりして、ぎこちない挨拶に
なっちゃったけど、彼は気にしていないみたいだ。


そんな出会いから1ヶ月…。
僕の想いは、まだ何も進展を生まぬまま
時が流れていた…。






/ 192ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp