第7章 ミルフィーユ
暫く潤の家で過ごした俺達は、
お昼過ぎぐらいに、買い物へと出かけた。
俺達2人が一緒にいるって
バレたくないから軽〜く、変装もして。
…普段は変装なんてしないんだけど…。
潤とデートしてるのに
邪魔されたくないから…。
大きなショッピングモールへ
行くと、潤はスタスタと服屋を物色し始めた。
…はは、速いな…。
そんなに、服見たかったのかな…?
俺は、潤のあとを
ゆっくりとついて行く。
こうやって、はしゃいでる潤見るの
楽しいんだもん…
潤「…ちょ!…まー!はやく、はやく!」
雅「…はいはい」
潤振り返った潤が、俺を急かすように
手招きをする。
…本当、なんか遠足に来たみたい。
潤「…ねぇ、これさ…まーに合うんじゃない?」
雅「え?…そう?」
潤は、手に取った洋服を
俺の身体に当てる。
そして、うーんって唸りながら
色々店内を見て回っている。
真剣に悩んでくれるんだね…。
俺も潤に合いそうなの
選ぶとするかな〜…。
俺も俺で、店内を見ていると
ある服に目が止まった。
…あ、これ…良さそう…。
俺は、それを持って潤の元へと
向かった。