第7章 ミルフィーユ
潤の家のリビングに行くと、
俺はふかふかなソファに腰を下ろした。
潤「コーヒーでも飲む?」
雅「うん、お願いしてもいい?」
潤「もちろん」
潤は、キッチンに立つと
慣れた手つきで俺の分のコーヒーと
自分の分を用意し始めた。
俺は、そんな潤を
一秒たりとも見逃さないように
見つめていた。
…潤の後ろ姿って、綺麗…なんだよな…。
いい感じに筋肉がついてて…
背中も広くてさ…。
お尻も、プリっとしてる…。
俺は、そっと立ち上がると
潤を後ろから抱き締めた。
潤「…っわ!…なに?どうしたの?」
雅「なんか、抱き締めたくなったの…」
潤「まー…」
俺は、潤の首筋に顔をうずめて
潤の甘い匂いを、嗅いだ。
それと同時に、潤の腰を強く引き寄せる。
潤「ちょっと?…こんな所で盛らないでよ…?」
雅「…うん…でも…キスは良いでしょ…?」
潤「…んっ…んんっ…んうっ…はんっ…」
俺は、潤の顎を捕らえて
強引に唇を奪った。
舌を入れて、荒々しく口内を貪る。
…もっと…
もっと…
潤の全てが欲しいんだよ…。
潤「…んうっ…んっ…はあっ…あっ」
雅「ごめん、お湯…沸いたね」
俺達がキスをしている最中に
やかんがピーピー言い出した。
…ちぇっ…
せっかく押し倒せるチャンスだったのに…。
まあ、それは
帰ってきたらの楽しみに取っておこう。