第7章 ミルフィーユ
少しの沈黙のあと、潤がゆっくりと
口を開いた。
潤「…買い物、したい…」
雅「…買い物か〜!…良いね、俺…
潤に服選んで貰いたい」
潤「ふふ…良いよ。俺が選んであげる」
潤は、俺を振り返って
俺の頬をツンツンしてきた。
…絶対、普段はこんな事しないのに…。
ニノに怒られて、しゅんとしてる俺を
潤なりに励まそうとしてくれてるのかな…?
本当、俺…潤が好き過ぎて辛いよ。
雅「…じゃあ、当日迎えに行くね」
潤「うん、待ってるよ」
俺は、潤の額にキスを落とすと
潤から離れた。
このまま近い距離にいたら、
ただじゃ済まなくなりそうだから…。
そうして、5人が揃い
番組の収録が始まった…。
…デート当日…
俺は、朝早くに目覚めて
潤の家に車を飛ばした。
…朝早くに起きた…っていうか、
昨日全然眠れなかったんだよな…。
俺は、遠足が楽しみな小学生かっての…。
そんな自分に苦笑しながら
俺は、潤の家にきた。
潤の部屋のインターホンを押すと
すぐに扉が開いた。
雅「…潤、おはよ」
潤「はやいよ…」
雅「でも、起きてんじゃん?」
潤「だって…まーが、眠れなくて
はやく来ると思ったから…」
雅「…ええ?…バレてんのかよ〜」
潤「図星かい…」
そんな会話をしながら、俺は
潤の家の中に足を踏み入れた。