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CANDY☻BOX【気象系BL】

第7章 ミルフィーユ




雅「…え、っと…これは…」

潤「…か、和…」


ニノは、ズカズカと楽屋に入ってくると
俺たちと正反対の位置に座った。


和「…潤くん、こっちおいで…!」

潤「…う、うん…」

雅「…えっ!あ、ちょっ…!」


ニノが、潤に手招きすると
潤は、俺の腕からするりと離れて
ニノの元へ言ってしまった。

…ちょっと…酷くないですか…?


雅「…ニノ…どういうつもり?」

和「どういうつもり?は、こっちのセリフですよ。
貴方こそ、ココでナニしようとしてたんです?」

雅「…うぐっ…」


俺は、ニノの正論に全く
反論出来なかった。

…確かに、俺が悪かったけど…。


和「…潤くんはきっと、止めてって言ったはず
ですよ?…それなのに貴方は…」

雅「…なんで、分かんのよ…」


ニノの、洞察力の凄さに圧倒されながら
俺は、むくれていた。

…だって、潤がずっとニノの後ろに隠れてんだもん。

俺、嫉妬しちゃうよ…?


和「大野さん達が来たら、どうしたんです?
きっと、もっとすごい事に…」

雅「…え?なに?…すごい事…?」

和「はあ…。良いです、知らなくて」


ニノは、潤を庇うように
俺の前に来ると、ぴしっと人差し指を俺に
向けた。


和「…良いですか?今後一切、楽屋で
盛るのはナシ、ですよ?」

雅「…は、はい…」


俺がしょんぼりと頷くと、
視界に、心配そうな目で見ていた潤が映った。











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