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近くて・・・

第5章 朝


ピピピピーピピピピー

スマホからアラーム音が聞こえてくる

現在朝の6:40分

(・・・朝か)

2度寝したい気持ちを振り切り学生服に着替え
寝癖のついた髪を整える




なさん
「おはようございます」

壮馬
「おはよーよく眠れた?」

リビングに行くと斉藤さんがコーヒーを片手に台本を読んでいた

なさん
「梅原さんと西山さんは、もう行かれたんですか?」

朝食の準備をしながら
何気ない会話を繰り広げる

壮馬
「うん、ついさっき行ったよ
 今日は雑誌の撮影だって。あっ、コーヒーいる?」

なさん
「欲しいです、ありがとうございます」


(朝からこんなにも人と話したのは久しぶりだな)

などと思いながら朝食の準備を終えた



壮馬
「はい、どうぞ
 熱いから気をつけてね」

なさん
「ありがとうございます」

私のコーヒーを入れ終えた斉藤さんも席につき
台本の続きを読み始めた


時計の秒針の音と食器が接触する音
が部屋中に響く

でも、この沈黙は心地いい


壮馬
「よしっ、そろそろ行くか」

なさん
「お仕事ですか?」

壮馬
「うん、これから収録
 多分7時位には帰ってこれるから」

なさん
「分かりました」


壮馬
「行ってきます」

なさん
「い、いってらっしゃい」



バタンッ


(いってらっしゃいなんて言ったのいつぶりかな?

・・・・・・・・なんだか今日は頑張れる気がする)



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