第2章 変わり始める日常
村上side
「あれ……なんかおでこが痛い…?」
なんて涙目でおでこを押さえる花に…
「お前は…もう…何やねん…(汗)!」
そう文句をいいながらも
ほっぺたがだらしなく緩んでしまう…
そんな俺のでれでれな内心もしらんと
寝起きの花さんは…
「何がですか…?
あぁ…もしかして一瞬居眠りしちゃったから
怒ってるとか…?」
そんなすっとぼけたことを言いながら
帰り支度を始める…(笑)
ほんまにこいつは何やねん…
一瞬どころか…
一時間も人の肩に頭預けて寝といて…
挙げ句寝言が…
"村上さん…好き…"?
で…最後の仕上げに
寝ながら満面の笑顔て…
ほんまどんだけ俺を
ドキドキさせたら気が済むねん(笑)!!
でもきっとこいつは…
自分は一瞬居眠りしただけで
衝撃の寝言を言うたことにも
気がついてない訳や…
てわけで…
「お前…思い切り寝言いうてたぞ…(笑)?」
そう俺がぽつりと言った瞬間
花の顔は一瞬で真っ赤に染まって
「は…え…うそでしょ…?
な…何て言ってました(汗)!?」
なんて分かりやすく
口をおさえ焦りまくる
花の目をまっすぐに見つめて
「…何て言うたかは教えたらへん(笑)」
俺をドキドキさせまくった仕返しに
少しだけ花をいじめてやった(笑)