第2章 変わり始める日常
あぁぁ……腹立つわ!!
今日も朝から花の顔を見に行こう♪
そう思ってたのに……
「おい…お前ら……
ええ加減起きんかい!?」
そんな怒声と一緒に剥ぎ取った布団から
無駄にデカイ大倉と
無駄に小さい安と
無駄に色気を撒き散らす亮が
そろって出てくる…(涙)
こいつらのせいで
花の顔が見られへんかったやないかい!!
なんて朝からテンション駄々下がりな
俺に…
「おはよう……村上くん(笑)」
なんて安は眠そうに目をこすりながら
にっこりと笑いかけてくる…(涙)
「おはようちゃうわ!!
夜中突然人の家に押し掛けくてくるし…
泊めへん言うてんのに
勝手にベッドは占領するし…
何やねんお前らは…(笑)!
俺はもう仕事行かなあかんから
後の二人責任もってなんとかせぇよ?」
そう言ってベッドの上に
家の鍵を放り投げると
「うん…わかった(笑)
なんやかんや言うても
村上くんは優しいから好きやで(笑)?」
なんてベッドから這い出てきて
俺に抱きつこうとするから…
花に会えんかった恨みも込めて
安に思い切りジャンピングキックをかまし
仕事に向かってやった(笑)