第2章 変わり始める日常
村上side
仕事終わり
昼間横に言われたことが
どうしても頭から離れなくて
ちゃんと自分の気持ちを確かめたくて
コンビニに走った…
はよ出てこい!!
早く…早く……
店から人が出てくる度に
体がぴくりと跳ね上がる…
そわそわして落ち着かんし
これじゃまるで
思春期のガキみたいや(笑)
また店のドアが開いて
壁に持たれていた体を起こすと
今度はほんまにドアから花の顔が見えて
心臓が一センチぐらい跳ね上がる…
俺を見つけて驚いた顔をする花に
嬉しくて笑顔で手を振ったら
花はひきつった笑顔を浮かべて
挙動不審にキョロキョロと
回りを見回した…(笑)