第2章 変わり始める日常
あぁ…まただ…
朝の悪夢が再び訪れる…(汗)
きれいなくりくりの目が
私に近付いてくるし…
なぜだか村上さんの笑顔がキラキラに
輝いてみえてしまう…(涙)
この状況から出来ることなら
今すぐ走って逃げ出したいのに…
逃げる間もなく
目の前に笑顔が近付いて
「花…?」
そう私の名前を呼ぶ声が
すぐ近くで聞こえてくる
顔が上げられないし…
声が干からびて出てこない…
「おい…?」
顔が…声が……
「おいって…(笑)」
そう一際大きな声がして
びくりと体を震わした瞬間
私の頬に村上さんの手が触れて
下を向いたままだった私の顔を持ち上げて…
私の目を
くりくりのきれいな目が
まっすぐに見つめた…