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toi toi toi【進撃の巨人】

第7章 変化


「おい、何笑ってやがる。気持ち悪ぃ」


無意識に顔が緩んでいたらしい。
フラゴン分隊長は、3人の入団に乗り気では無かった筈だ。そんな彼が、追加で指導をしたりアフターフォローまでしているとは。


「順調に兵団に馴染んできてるな。って嬉しくて」


フラゴンは面倒見が良く、彼の元には新兵も多く割り振られている。そんなフラゴンに、3人を任せたエルヴィンと団長の判断は正解だと思う。


「リヴァイは行かなくて良かったの?」

「先約があると断った」


そう言うと、リヴァイは机の上に置かれた立体起動装置を右手で撫でた。


「本体もそうだが、トリガーの硬さを調節したい。一度、班の奴に調節してもらったがしっくりこなくてな」


そう話す顔は無表情だ。しかし、その声色は本当に困っているのだと。そう告げていた。


「分かった。でもどうする?今日は私が調整して、後日教えても良いけど」


2人が居ない事は勿論だが、リヴァイもフラゴンの元へ合流した方が良いのでは。という考えもあり、再度確認を取った。
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