• テキストサイズ

toi toi toi【進撃の巨人】

第5章 想い


「じゃあ、もう見れないのか?」

「そんなことないよ。また来年の春咲くから、その時だね」

両手のマッサージを終えると、
次は彼女の腕を簡単に指圧してゆく。

「これからも困った事や、分からない事があれば何でも言ってね。ここの生活は厳しいし窮屈だけど…それは全て、貴方を守る力になるから。だから一緒に頑張ろう」


エマはイザベル達の『真の目的』を知っている。でも、それでもどうか……


「そして来年、あの木に咲く花を見てほしいな」


そう言い終わると同時に、彼女の肩をポンポンっと叩いた。マッサージ終了の合図だ。


「ありがとうエマ」


その言葉に笑顔で返事をした。



「……おい。そこで何をしてる」

「イザベル、エマおはよう!」



話に夢中で全く気付かなかった。

いつの間にか、女子棟の階段下にリヴァイとファーランが立っていた。
/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp