• テキストサイズ

toi toi toi【進撃の巨人】

第2章 出会い


「私は数日前から仕事で王都に来ていたんだけれど、今日は休暇で友人と街に出ていたの」

エマの言葉にイザベルの瞳が輝いた。

「え!じゃあエマは地上から来たのか!?」

「うん。地下に来たのは今日が初めてだよ」

驚きで声を上げるイザベルに対し、予想が当たったリヴァイとファーランは黙ったままだ。

「友人とは途中で分かれて、1人で街を歩いていたんだけど…」

不注意で子供とぶつかった事。
その子の荷物が階段へ落ちた事。
拾おうとしたら男達に拘束された事。
一連の流れを話した。

そこまで聞いて、リヴァイが口を開いた。


「その子供、奴らとグルだっただろう」

「え!なんで分かるの!?」


エマは心底驚いた。エマがそれに気づいたのは捕まった後だ。

「大体分かる。奴等の趣味は悪いからな」

リヴァイの言葉にエマは口を噤んでしまう。

「しかし、お前どうやって逃げてきたんだ?階段仕切ってる奴らはどのグループも厄介なのばかりだぞ」

ファーランの質問にエマはモゴモゴと声を出す。
/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp