• テキストサイズ

toi toi toi【進撃の巨人】

第9章 帰還


「モブリット!調度良い所に来たね。リヴァイに紹介したいと思っていたんだ」


その言葉に、こちらに気づいた青年は姿勢を正した。


「リヴァイさん。お見苦しい所をお見せし、申し訳ありません。私はモブリット・バーナーと申します。よろしくお願い致します」


丁寧に頭を下げ、前に座っても良いか聞いてくる。こういう奴も居るのか……と安堵した。


「リヴァイー!モブリットに騙されちゃいけないよ?こう見えて兵団で一番の大酒飲みなんだから」

「それ、アンタのせいですからね!?」

「巨人に喰われるのが先か、胃に穴が空くのが先か……」

「エマさん。心配しているような口振りですが、顔が笑っちゃってます」


吹き出す女2人を、モブリットが白い目で見ている。


「随分と楽しそうだな」


背後から掛けられた声。振り替えると、そこには大柄な男性が2人。


「エルヴィン、ミケ、おはよう!」

「ちょっと聞いてよ!今ね、リヴァイにモブリットを紹介していたんだけど、可笑しくて……」

「ハンジさん!これ以上変な事言うのやめて下さいよ!!」


穏やかに笑うエルヴィンはリヴァイの横に、ミケはその前に腰を下ろした。
/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp