• テキストサイズ

レッテル 1

第54章 団結と侵略




プッ―――

ペチャッ――

南が吐き出した血が先輩の目に入った。

「うわッ――」

先輩が一瞬怯む。

バコッ――――

その隙をついて、南が横から拳を入れた。

ドザァッ―――

先輩が横に倒れた。

「あぁ……スイッチ入った。」

ゴキゴキと南が首を鳴らした。

「……なんの…だ。」

目を袖で擦りながら、先輩が立ち上がった。

「ケンカの。」

バコッ―――

そう呟いた瞬間先輩の鳩尾に拳が入った。

「ぐっ……オエッ――」

バシャあッ―――

先輩が胃液を吐き出した。
コンクリートに飛び散る。

―――さっきより格段に重てぇ……。

腹を押さえながら南を見た。

「こっからがクソ本番(マジ)だ。」

サングラスのしたの目が光った。




/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp