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レッテル 1

第53章 闇からの使者




「あ、勇人君どうしたの?」

「おぅ、勇人。お前もするか?」

「え……?」

目の前の光景に驚いた。
足を開いて座る姉御の背中を兄貴が押しているのだ。

「………なにしてんだ?」

「なにって、見てわかんだろ?"ストレッチ"だ。」

「寝る前にするといいんだって。」

ニコニコと姉御が笑っている。

―――なんだよ、紛らわしいんだよ。

頭を掻きながら二人を見る。

「怖い夢でも見たんか?」

意地悪く兄貴が笑っている。

「そんなんじゃねーよ。」

といって思い出す尿意。

「それより便所ッ!!」

慌てて部屋を飛び出した。





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