• テキストサイズ

レッテル 1

第52章 歯車




「で、これからどうすんだよ?」

腕を組みながら堀田が見た。

「決まってんでしょ、片っ端から潰そうぜ?その方がクソ簡単じゃん。」

南が笑いながら提案した。

「面倒臭い。」

カチャカチャとルービックキューブを回しながら伏田が呟く。
縦の列が黄色に揃った。

「えー、超良いじゃんソレ。フッシーは超面倒臭がりすぎっしょ。」

北川が両指を伏田に指しながら口を尖らせている。

「つっても、ここは総長が決めんだろ?早く決めろよ、総長。」

白井が堀田を見た。

「んぅ………わかった。南の提案可決!!やーさんも、族も不良も狩ってよし。ただし、依頼者には手出すんじゃねーゾ?」

堀田の目が光った。

「へいへーい。」

皆が頷く。

「つか、その前に飯食いいこうや。腹へった。」

ガシガシと堀田が頭を掻いた。





/ 1026ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp