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レッテル 1

第52章 歯車




「…なんで俺の名前知ってんだよッ!!」

誠也君が叫ぶ。

「ヒミツぅ。」

堀田さんは顎をしゃくれさせた。

「目的ってなんだ!?」

「それもヒミツぅ。」

更にしゃくれる。

「なんでだよッ!!」

「知りたい?」

「…ったりめーだ。」

「なら、俺に勝つことだな。」

シュッ―――

上から堀田さんの拳が彼めがけて降ってくる。

バシィ――――

「桜!!離れて目つぶってろッ!!」

拳を受け止めた彼が、あたしに向かって叫んだ

「うん!!」

頷くとあたしは離れて目を閉じた



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