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レッテル 1

第51章 溺れた者と再来




「はやく、回収いけヤ。全部回収出来るまで帰ってくるなよ?」

煙草をくわえながら、まだ加藤を見ている。

「おどれに言われんでも分かっとるわッ!!いくぞ、ケンッ!!」

「うっス。」

荒々しく立ち上がると加藤は事務所を出ていった。
その後ろを建一がついて行く。

「なんしよるんヤ、夛田ッ!!ワレもさっさといかんかいッ!!」

「はっはいッ!!」

松下の言葉に慌てて夛田が事務所を飛び出していく。

「ワシに追い風が来とるわ……このチャンス逃しはせんわ。」

煙を吐き出しながら松下が笑った。




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