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レッテル 1

第5章 出逢い




ダンッ―

扉の向こうですごい音がした。

ダンッ―

ダンダンダンッ―

何度も。

「なんだよ?」

「うっせぇなぁ!!」

彼等も気づいたのか音の方を見た。

……………

そして一瞬静かになったかと思うと

バキッ――

バァァンッ―――

すごい音と共にドアが吹っ飛んだ。

「誰だ!?」

望月先輩が叫んだ。

「わりぃ……遅れた。」

聞き覚えのある声がした。

あたしはドアの方を見た。

真っ赤な髪。

紫の特攻服。

黒のブーツ。

一番逢いたかった人がそこにいた。





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