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レッテル 1

第5章 出逢い




「可愛い子ほど点数高いんだ。それに好きな人を落とせたらもっと高い。」

「………。」

「今まで子はつまんなかったよ。別に好きでもなんでもなかったからね。だから君を想像して抱いた。」

そこまで言うと先輩はため息をついた。

「でもさやっぱり物足りないんだよね…。もう我慢できなくてさ、君をターゲットにしたら…あいつが邪魔してきた!!」

「………。」

「"朝日に手だすな"って…あいつマジ何なんだ?自分の女にでもしたつもり?でも、マジ笑えたよ。俺が桜にキスしたときのあの悔しそうな顔。」

ハハハと笑いだした。

「けれど、君は俺をふった。しかもあいつの席で寝てた。しかもしかもしかもあいつを好きになってた!!」

「何でだ!?顔も性格も何もかも俺の方が上なのに!!俺の方がお前を愛してるのに!!」

パシンっ

「………っ。」

頬を叩かれた。

「お前は俺だけを愛していればいいんだよ!!」

ブチッ

ブラウスを引きちぎられた。

やだ…

やだやだやだ……

秋本先輩と会えないまま

こいつにヤられるなんてやだ…

先輩…

「先輩…逢いたいよぉ…。」

涙が溢れてきた。



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