第5章 出逢い
「可愛い子ほど点数高いんだ。それに好きな人を落とせたらもっと高い。」
「………。」
「今まで子はつまんなかったよ。別に好きでもなんでもなかったからね。だから君を想像して抱いた。」
そこまで言うと先輩はため息をついた。
「でもさやっぱり物足りないんだよね…。もう我慢できなくてさ、君をターゲットにしたら…あいつが邪魔してきた!!」
「………。」
「"朝日に手だすな"って…あいつマジ何なんだ?自分の女にでもしたつもり?でも、マジ笑えたよ。俺が桜にキスしたときのあの悔しそうな顔。」
ハハハと笑いだした。
「けれど、君は俺をふった。しかもあいつの席で寝てた。しかもしかもしかもあいつを好きになってた!!」
「何でだ!?顔も性格も何もかも俺の方が上なのに!!俺の方がお前を愛してるのに!!」
パシンっ
「………っ。」
頬を叩かれた。
「お前は俺だけを愛していればいいんだよ!!」
ブチッ
ブラウスを引きちぎられた。
やだ…
やだやだやだ……
秋本先輩と会えないまま
こいつにヤられるなんてやだ…
先輩…
「先輩…逢いたいよぉ…。」
涙が溢れてきた。