第48章 神影
「テメェはなんでベットで寝てんだよッ!!」
「目離すと変なことしやがってッ!!」
「お前はいっぺん死ぬしかねーな。」
「だな。」
バキ―ドコ―ガス―
「ぎゃあぁぁああ!!」
目の前で三善先輩が藤崎先輩と勇人君以外の人に蹴られている。
あれから、飛び起きた誠也君が彼をベットから引きずり下ろしたのだ。
でも、先輩は必死にベッドに掴まっていた。
「桜、変なことされてないか?」
「うん――」
"モデルみたいな――"
「話しかけないでッ!!」
毛布に潜り込む。
また、お風呂での事を思い出した。
「……なんで?」
小さく彼の声が聞こえたが、気にせず強く目を閉じた。