第47章 極使天馬vs爆鬼

｢――帰るだぁ？帰れるわけねぇだろうがぁッ!!｣

辰川が腕に力を入れた｡
彼の手が離れる｡

｢……帰れるに決まってんだろ｡｣

｢あ？｣

｢俺が帰れるっつってんだからよオッ!!｣

グシャッ―――

後ろから頭を掴み地面に叩きつける｡
辰川の顔が階段にめり込んだ｡

｢クソがァ……｡｣

腫れた顔の辰川が振り向いた｡
もう､女の顔など微塵もない｡

｢へッ…やっと､男らしい面になってきたんじゃねぇか？｣

｢だまれッ!!｣

バキッ――

ドコッ―――

バコッ――

どんどん拳が顔に入っていく｡
しかし彼は避けようとも受け止めようともしない｡
彼は地面に倒れた｡

｢…ハァハァハァハァ……………｡｣

辰川が肩を揺らしいる｡

｢雑魚が調子に乗るから―――｣

｢……それだけかよ？……70点だ｡｣

彼がゆっくりと立ち上がった｡

ガシッ―――

｢テメェみてーな野郎は……やっぱうぜぇわ｡｣

バコッ――

バコッ――

バコンッ――

彼は辰川の髪を掴むと､何度も拳で顔を殴った

｢ぐっ―――｣

辰川が鼻血を吹き出す｡