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レッテル 1

第47章 極使天馬vs爆鬼




次々と人が倒れていく。
敵も、味方も。
地面に倒れた血塗れの人達が疼くまっている。

「さぁ、テメェも来いよ…辰川ァ。」

血塗れの誠也君が中指を上げた。

「……まぁ、いっか。楽しませてね…アッキー。」

ニコニコと笑った辰川が階段を降りていく。
その後ろを、晴山達がついていった。

「テメェみたいなチャラチャラした野郎は嫌いなんだよッ!!」

三善先輩が坂井に向かって叫んだ。

「何?モテない男の僻み?チェリー君。」

ニヤリと坂井が笑う。

「なんで、俺が童貞だってしってんだよッ!!」

「額に童貞って書いてんじゃん、つーか、全体的に童貞オーラ丸出し?」

「うるせぇッ!!」

シュッ―――

三善先輩が坂井に殴りかかる。
血塗れの拳が宙を切った。
坂井がそれを避ける。

「(ピー(自主規制))も小せェんじゃねーの?」

「テメェよりデカイわッ、ボケェッ!!」

シュッ――

逆の拳で殴る。

「あーはいはい、負け犬の遠吠え。」

バコッ――

三善先輩の拳を避けると、坂井は彼の鳩尾に拳を入れた。

「かはっ――クソがァッ!!」

ガシッ―――

グシャッ―――

「ぶふッ―――」

坂井の髪を鷲掴み、顔を膝に叩きつける。
坂井が鼻血を吹き出した。

「テメェ……顔に傷付けやがって――殺す。」

坂井が、三善先輩を睨み付けた。

「上等。かかってこいやあッ!!」

三善先輩が中指を上げた。




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