第47章 極使天馬vs爆鬼
「オラァッ!!テメェ等は武器しか使えねーのか!?ぁあッ!?」
バキッ――
グシャッ――
三善先輩が敵を次々と殴り飛ばしている。
「お前は突っ込みすぎなんだよ!!バカ野郎ッ!!」
バコッ――
ドスッ――
その後ろで西村先輩が敵を蹴り飛ばしている。
「喧嘩はバトロアじゃねーゾッ!!クソがッ――!!」
グシャアッ――
大川先輩が武器ごと男を投げ飛ばした。
「金入ってねェ…。」
「いっいつの間に――」
「いらねェ、返すわ。」
「へ?」
バコッ――
「ぐはっ――」
「あの世で。」
竹井先輩が男の腹を殴った。
「チビだから弱いと思ったか?」
ニイッと笑っている。
「誠也、負けんなよ。」
「拓、お前もな。」
藤崎先輩と誠也君が背中を向けあって構えている。
そんな彼等をあたしは見ることしか出来ない。
ごめんなさい。
―――本当に。