第47章 極使天馬vs爆鬼
「やってくれたな……辰川ァ。」
ドスの効いた声で誠也君が唸った。
「なーんのことかなァ、アッキー?」
辰川がヘラヘラと笑っている。
「襲撃、不法侵入、誘拐、暴行……ナメんじゃねェゾ、コラァ。」
「テメェッ!!」
「脇役は引っ込んでろッ!!」
バシィッ―――
「ぐはっ―――」
飛び掛かってきた黒の兵隊の顔面に裏拳を当てる。
兵隊が鼻血を出しながら倒れた。
「なぁ、辰川。」
彼の眼光が辰川を捉えた。
「んー、退屈だったからさァ…遊んだわけ。なんか文句ある?」
いまだにヘラヘラと笑っている。
「大有りだバカ野郎。」
誠也君が拳を叩いた。