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レッテル 1
第42章 チビと発熱にはご用心
「くしゅんっ――」
放課後。
なんとか乾いた服を着て彼と一緒に電車を待っていた。
先程から頭が痛い。
頬も熱い気がする。
「大丈夫か?」
彼が心配そうに上から見ていた。
「うん、平気。」
彼に心配をかけまいと笑顔で言った。
嘘。
本当はすごくきつい。
ダルいし寒気もする。
「くしゅんっ―――」
またくしゃみが出た。
あー、もう止まれ!!
思わず鼻を摘まんだ。
「なにしてんだ?」
彼が不思議そうに見ている。
「ちょっほね。」
変な喋り方になってしまった。
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